イタリア語の早口言葉で発音練習をしていますが、自分の声を録音して音声を聞き直すと、イタリア語の発音以前に、滑舌が悪かったり、プロのアナウンサーと違って、声のハリが素人だと自分でも思う。
今回から、ちょっと意識改革してみたいと思います。
さて、何を変えていくかというと、発音以外に、少し話し方を意識しようと思います。
スピーチの準備・心がけ
実は、パブリック・スピーキングのイタリア語コースを受講したことがあるんです。それは、私にとっては、イタリア語超上級レベルで、母国語ではない外国語なので瞬時に理解できず苦労しましたが、いい経験になりました。
毎回、イタリア語の早口言葉で発音練習をする内容を、音声配信アプリ「stand.fm」に投稿しているんですが、編集しながら自分の声を聞き直していると、最初は恥ずかしさ満載でしたが、客観的になれて、自分自身の話し方の癖とか、声のハリやトーン、滑舌の悪さがよくわかります。汗。
それで、思ったのが、音声配信も、ある意味ではパブリック・スピーキングと同じだなと。
せっかくなので、学んだことの一部を手短にお伝えします。
いきなり始めない
公衆の面前に立つ前、本番30分前から腹式呼吸をすると、緊張が和らぐ効果があると同時に、声のハリが出やすいようです。
また、本番で話を始める前に、ひと深呼吸する。
パブリック・スピーキングの場合は、座って話すよりも立って演説や講演することが多いので、マイクなしでも、舞台から遠くの場所の聴衆者まで声を通す必要があります。
笑顔で
聴衆者の顔を見ながら、笑顔で話す。パブリック・スピーキングの場合は、聴衆者が目の前にいるので、全員の顔を見ながら話すと聞いているか聞いていないか伺えられる。
音声配信の場合は、聴衆者が目の前にいないが、聞いてくれているであろう人を想像しながらでも臨場感が出ると思う。そして、笑顔で話すと親近感が出て声のトーンも上がります。
ゆっくり話す
慌ててしゃべったり、息継ぎなしで話したりすると、けっこう聞きづらいです。
句読点は、しっかり間を空けて、自然と息継ぎしながら、話を進めるといいようですよ。
起承転結で短くまとめる
言いたいことは、短くまとめて伝える。これに限ります。
これ、意外と難しいですけど、講演者は、聴衆者がその話を聞き終えて、そのテーマについてもっと知りたいって思わせるのが大事なんです。テクニックについて具体的に言うと脱線してしまうので、お伝えできませんが、起承転結で短くまとめることです。
序章は、この辺で終わりにします。
イタリア語の早口言葉
さて、本題に戻り、今回のイタリア語の早口言葉は、
Se oggi seren non è, doman seren sarà, se non sarà seren si rasserenerà.
和訳すると、
もし、今日は晴れないなら、明日は晴れる、もし晴れなくても晴れるでしょう
って感じでしょうか。
簡単に単語の説明をします。
Se: 接続詞、もし~ならば、
oggi: 副詞、きょう 名詞、今日
seren: sereno 形容詞、晴れた, 澄み切った(気持ちが)晴れ晴れとした 名詞、晴天など
non: 副詞(動詞の否定)~しない、~ではない
è: 動詞原形 essere ある、する 直接法現在形3人称単数
doman: domani 副詞、あした 名詞、明日
sarà: 動詞原形 essere ある、する 直接法未来形3人称単数
si rasserenerà: ここでは、非人称動詞 rasserenarsi 晴れる、雲がなくなる 直接法未来形3人称単数
音節を区切ると
では、Se oggi seren non è, doman seren sarà, se non sarà seren si rasserenerà.
を、今回も音節を区切って言ってみたいと思います。
Sé | òg-gi | se-ré-n | nón | è | , | do-mà-n | se-ré-n | sa-rà | , | sé | nón | sa-rà | se-ré-n | si | ras-se-re-ne-rà |
※母音にアクセントがついてるのは、開口音の場合(左斜め)と、閉口音の場合(右斜め)です。
最後に
実際にやったけど、今回もうまく言えなかった。