イタリア語の早口言葉 33人のトレンティーノがトレントへ

トレントの町イメージ

早口言葉は、言いにくいフレーズを3回以上連続で、早く、上手く言うことができるか競い合う言葉遊びですよね。発音練習にも役立ちますし、一人でもできるし、友達や家族と一緒に遊べて楽しいものです。

イタリア語の早口言葉を使って、イタリア語の発音練習をしてみたいと思います。

ちなみに、早口言葉をイタリア語で言うと、単数形だったら「lo scioglilingua」、複数形だったら「Gli scioglilingua」と言います。語尾は「a」で終わるけれど男性名詞で、無変化名詞ですね。

では、イタリア語の早口言葉の中でも有名なフレーズから、一つずつ始めて行きたいと思います。

33人のトレンティーノがトレントへ

今回の早口言葉は、

Trentatré trentini entrarono a Trento, tutti e trentatré trotterellando.

和訳すると、

33人のトレント人がトレントに入り、33人全員が小走りで駆けていった。

って感じですかね。

Trentatré = 33

trentini : 名詞「トレント人」の複数形、単数の場合は、trentino

entrarono : 動詞原形 entrare「入る」の直接法遠過去3人称複数形

Trento : 名詞「トレント」

tutti : 形容詞 tutto「すべて」の複数形

trotterellando : 動詞原形 trotterellare「(馬が)小走りに駆ける、(子どもなどが)ちょこちょこ歩く、すばしっこく駆ける」のジュルンディオ

見出しには、トレンティーノとしてあってトレント人としてないけれど、ここでは、トレンティーノはトレント人のことを指しています。

発音の注意点は?

今回は、母音の開口音「è」と閉口音「e」と、子音の「l」「r」かな、と個人的に思います。

ちなみに、Trentatré の「é」は、閉口音です。

そう考えると、とてもいい練習ですよね。

母音の開口音「è」と閉口音「e」と、子音の「l」「r」については、以下の記事も併せてご覧ください。

ちなみにトレントってどこ?

トレントは、イタリア北東部にある都市で、トレンティーノ=アルト・アディジェ州の州都です。

いったことがないのでわかりませんが、山岳地帯の古都というイメージでしょうか?

早口言葉を想像してください。33人のトレント人が、33人全員そろって小走りに駆けてトレントの街に入っていく。なんだか風情があって、えっ!?、思わず、ぷぷぷっと吹き出しそうで、楽しいですよね。ハハハ。

最後に

音声配信「stand.fm」に、記事の内容を含め、実際に早口言葉を投稿しました。滑舌悪いし、発音が正しいのか?は別として、お聞き苦しいところはたくさんありますが、よかったらこちらも、どうぞ。

Foto di ravisimo da Pixabay

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