イタリア語の発音 子音b、p、vは意外と間違いやすい!?

イタリア語の子音b、p、vについて、意外と聞き取りにくくて、間違ったりしませんか?私は、特にbとvの音を間違って言ったり、聞いたりします。

私は、balla と palla を聞き間違えました。文字だとわかるけれど、口頭だと聞き取りにくい。。

イタリア語の子音bとpの発音は、口元が同じ動作だけど、無声音と有声音の違いがあります。この機会に、学んでいきたいと思います。

イタリア語の子音b

イタリア語の子音bは、IPA記号で表現すると、/b/になります。口元をしっかり閉じて、唇をはじき出すようなイメージで発音する感じでしょうかね。片手で片耳を押さえて、もう片方の手を喉にあてて発音すると、声帯が振動するのがわかります。/b/の音は、有声子音です。

/b/は、口をと閉じで発音する。有声子音なので声帯が振動する。

「balla」を例に音声ファイルで確認しよう。

↑balla, 音声

イタリアの中南部地域では

ちなみに、イタリア中南部地域では、母音のあとの子音b、つまり、/b/の音は、二重子音のような一拍置いたアクセントで発音するそうです。

例えば、「服」のことをイタリア語で言うと abito /’abito/ だけど、/’abbito/と発音する。。実際のところはわからないけれど、地域によって方言があってイントネーションやアクセントが違うから。。

二重子音については、以下の記事で簡単に説明していますので、併せてご確認ください。

イタリア語の子音p

イタリア語の子音pは、IPA記号で表すと、/p/になります。子音bと同じように、口元をしっかり閉じて、唇を弾き出す感じで発音しますが、/p/の音は、声帯の振動がない無声子音です。

/p/は、/b/と同様で口を閉じて発音するが、声帯が振動しない無声子音です。

「palla」の音声ファイルを聞いてみよう。

↑palla, 音声

ちなみに、イタリア中南部地域では、母音、/l/, /n/と/r/の後の/b/と/p/の発音は、区別できず混乱する可能性があるようです。

子音bとpは間違える?

口元が同じ動作だけど、有声子音と無声子音の違いで、個人差はあると思いますが、意外と聞き取りにくかったりします。

たとえば、冒頭で伝えた ballo と pallo は、意外と聞き間違います。それ以外でいうと、bicipiti (上腕二頭筋)を picipiti と、聞き間違えました。

イタリア語の子音v

イタリア語の子音vは、IPA記号で表現すると/v/になり、/f/と同じ口元の動作をします。具体的に言うと、上の前歯で下唇を噛む(上の前歯を下唇にあてる)ような感じで発音します。

ちなみに、/v/の音は、声帯が振動する有声子音で、逆に/f/の音は、声帯が振動しない無声子音になります。

/v/は、下唇を上の前歯で噛むように発音し、声帯は振動する。

↑va, 音声

/f/は、/v/と同じく下唇を上の前歯で噛む形だけど、声帯は振動しない。

↑fa, 音声

子音bとvは間違いやすい

個人的に、子音bとvは、日本語カタカナ表現の習慣もあってか間違って発音します。逆に聞き取りも間違えます。汗。カタカナで無理やり表現すると「ビ」と「ヴィ」でしょうか。

たとえば、vuoi と buoi 、 vecchi と becchi 、 bere と vere 、 bende と vende など、文字ではわかるけど、音声だと聞き取れなかったり。。

間違いやすい発音は、録音して練習するのが効果的!?

イタリア語の発音で(二重子音を含め)、区別しづらい場合は、短いフレーズでいいので、違いがわかるイタリア語をよく聞く。特に、区別できない発音は、繰り返しよく聞くことだそうです。

たとえば、今回の例でいうと、子音b、pと、子音b、vの違いを理解する必要があります。

それから、区別しづらい発音を、まずは短い単語でいいので大げさに声を出して言ってみる。

次に、少し長めの文を選んで、音読し、それを録音する。

録音した発音を聞き直し、再び練習すると上達がみられるようです。

最後に

間違ったっていい、何事も地道に繰り返しやれば上達できる!

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