イタリア語の子音「c」「g」は、母音と組み合わせで、全く異なる2つの発音がある。
イタリア語の子音「ⅽ」は/k/と/ʧ/
イタリア語の子音「c」は、母音「a」「i」「u」「e」「o」と組み合わせると、IPA記号でいうと/k/と/ʧ/の2つの音に分かれる。
例
/k/ + a (casa)
/k/ + o (cosa)
/k/ + u (cucina)
/ʧ/ + e (cena)
/ʧ/ + i (cinema)
chと書く単語、たとえば、「perché」などは、常に/k/の音です。「ciao」のような、ci, iと書く単語は、静音で音がないです。
イタリア語の単語は、cha, cho, chu と書く単語はないです。
こちらの記事も、併せてご確認ください。
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イタリア語の子音「g」は/g/と/ʤ/
イタリア語の子音「g」も、母音と組み合わせると、異なる発音/g/と/ʤ/と2つに分かれます。
例えば、
/g/ + a (gatto)
/g/ + o (albergo)
/g/ + u (auguri)
/ʤ/ + e (gelato)
/ʤ/ + i (pagina)
ghと書く単語、例えば、「spaghetti」は、常に/g/の音です。「buongiorno」など、gi, iと書く単語は静音で音が出ません。
gha, gho, ghu と書くイタリア語の単語はありません。
発音が似ている/k/と/g/
/k/と/g/は同じ調音を持っている。片耳を片手で押さえて、もう片方の手を、喉(首)に当てて、/k/と/g/の発音を繰り返し試すと違いがわかる。/g/は、有声子音で声帯の振動が必要です。逆に、/k/は声帯の振動がない無声子音です。
ドイツ語や中国語を母国語としている人は、/k/と/g/の発音について、特に使いやすいらしい。
😀
東京外国語大学のウェブサイトopen_in_newによると、IPA記号の/k/と/g/の発音は子音(肺気流)の分類で解説されているので、併せて確認するとわかりやすいです。
音節のアクセントが違うと語尾が異なる
単語の語尾が、-co, -go で終わる名詞や形容詞で、アクセントが最後から2番目の音節を持つ場合、もしくは -logo で終わる場合は、複数形のときは、-chi, -ghiに変化します。
たとえば、
antico ➡ antichi
catalogo ➡ cataloghi
アクセントが最後から3番目の音節を持つ場合、もしくは、-logoで終わる場合で、人に関する単語は、
たとえば、
medico ➡ medici
biologo ➡ biologi
のように、複数形のときは、-ci, -gi に変化します。
ただし、このルールは、amico, greco, carico のように多く例外もある。辞書で確認する必要があります。
また、動詞原形の語尾が、-care, -gare, -cere, -gereも、発音や書き方を変更します。
最後に
まだまだ、知らないことがいっぱいあるけど、順を追って学んでいきます。